カメラと写真映像のワールドプレミアショー
CP+2018に行ってきました。
私もカメラ・映像業界の端っこの方で少しだけ関係しているので
仕事1割、趣味9割で見てきました。
本当は平日に行きたかったのですが・・・
レポート云々とか言われたので日曜日にのんびりと行く事に。

入場者数は4日間合計で 68,111人というビックイベント
3月1日(木) 12,647人
3月2日(金) 17,492人
3月3日(土) 22,248人
3月4日(日) 15,724人

コンセプトは「撮る」「見る」「つながる」
コンシューマー&ビジネスショーの要素もあるが、
やはりCP+の魅力としては直前に発表されたばかりのまだ発売前の新製品に
「触って試せる」ということだろうか。
そして有名写真家さん達のセミナーなども。

でもね・・・
ポスターには女性のモデルさんが「一緒に はじめよう」とほほ笑んでいるけれど
今のカメラ業界の状況だと、きっと底辺のすそ野は広がらない。
新製品のカメラが出ても安くても10万円近くの投資。
一眼のフラッグシップモデルになると20〜30万円以上のお値段。
新製品のレンズが発表されても10万円以上、ちょっと明るくなると15万円以上からのお値段。
底辺を広げる為のコンパクトカメラの発表は全くと言っていい程無し。
展示も殆どしていない状況。
一眼やミラーレスではなくコンパクト系が得意なカシオも今年は撤退。
全てが高級すぎるんだよね。

ここ数年のCP+は、家族向けをコンセプトにしていたり、
女性向けをコンセプトにしているのに来るお客さんは、ほぼ男性客。
仕事をしている独身男性なら高級カメラもレンズも買えるかもしれないが、
家族や子供がいる人、そして女性はそんな高い機材をホイホイ買える人、
買う人はほんの一握りだろう。
コンセプトが間違っていないかい?

新製品を投入してきたカメラメーカーさんはそれなりに賑わっていた。
しかしまた今年も「開発中」の発表含めて何もなし・・・
また時期を外して秋に発表かな?というあのメーカーも。

レンズ専業メーカーさんは、かなり賑わっていた。
昔のフィルム時代は純正レンズじゃないの?と性能が良くても
安物のイメージで言われていたけれど、今では立場が逆転している。
S社もT社も純正レンズよりも尖っている性能のレンズが多く出ている。
但し、私のマウントは大人の事情で出ていないのだが・・・
Eマウントは色んなメーカーからレンズが出ていて、
今一番ホットで本当に売れているんだなと実感する。

カメラ業界は、近年ではツインレンズも出てきて高画素化が進む
スマホ業界に食われて続けて更に縮小し続けていくのか、
それとも、あのコンパクトカメラショックの頃の様に、
誰でもデジカメを買って持っている時代が再び訪れるのか・・・。

来年のCP+2019もきっと行くだろうけど・・・
本当にカメラ業界は一部の人達だけが楽しんでいる「高級な趣味」になっている様な気がした。

写真は色がとてもきれいだったTHETAのブースにてパチリ
20180304 CP+


P.S
K-1 Mark II +50mm F1.4も見てきた。
天井を見上げたらファインダー内に大きなゴースト見えたけれど・・・
きっと最後は良いレンズに仕上がってくるだろう。
K-3II後継は開発始めています!という事で期待しているけれど、どうなの?
みんなそれまで待てるかどうか・・・わからんよ。
70-210 F4も2019年春とか言っているし・・・旬なのは今、今だよ!
このカメラメーカー使っている人は「のんびり待とう」が定着しているのであまり驚かないが(笑)
R社(P社ね)本当に頑張って早く出して欲しい!